今回は、イタリア系アメリカ人のギネスにも認定された最高齢現役モデル(なんと現在84歳!)のカルメン・デロリフィチェ女史の紹介です。
1931年ニューヨーク生まれ。
両親はイタリア系とハンガリー系アメリカ人。
13歳当時、すでに180cmという高身長でスケートのメダリストであった彼女は、カメラマンの目に留まり、撮影を依頼され、モデルの仕事に目覚めます。
そして1945年、14歳からモデルを始めますが、当時は「フォトジェニックではないから」という理由で雑誌掲載を断られたりと、順調満帆ではなかったようです。
彼女曰く、世間にこれほど注目されるようになったのはここ20年と年齢を重ねた後で、若いころは雑誌の表紙を飾る機会も少ない地味なモデルだったということです。
表紙を飾らないから地味だとは思いませんが、モデルにとって「有名ファッション誌のカバーガールになる」ということは、「トップモデルの仲間入りを果たす」という意味なのでしょう。
その後も地道にモデルの仕事を続け、彼女が26歳の頃には(すでに4歳児の母)、ハーパース・バザー誌1957年10月「French Collection」号の表紙(青いバックに彼女の黒いシルエット)、ハーパース・バザー誌1958年5月号(スイムキャップの横顔)、ハーパース・バザー誌1959年5月号(グラス越しに見える顔)と、印象的な表紙を飾るようになります。
ちなみに、85歳である今も、「お年寄り」という言葉とは無縁の瑞々しい姿を保つ彼女ですが、白髪染めは一切しないそうです。40歳代からそれで通してきたということなので、かなりの自然派なのかと思いきや、美容整形は受けていると公言しています(汗)。
若い時分に、かなり信頼のできる美容外科医に巡りあえたそうで、今もその美容外科医の元、必要に応じてメンテナンスをしているそうです。
髪の毛を染めないのは、単に染めた髪の毛の色が自分の肌に合わないからなのだそう。
必要なことは行う。必要なければやらない。そして、地道に続けてきた仕事は、今まで一度も首になったことはない。
年齢と共に美は衰えると思われがちですが、この方の場合、20代の頃より85歳の現在の方が数段グラマラスだと思います。素晴らしいの一言!
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